この記事ではじねんの整体についてまとめてみました。
あなたが不調を繰り返すのには訳がある
まず、何故あなたが不調を繰り返すのか、そのプロセスを紐解いていきましょう。
不調を繰り返す人に考えられるのは次の4つです。
①脳が危険を感じている
まず体に不調がある場合、必ず身体の可動域が低下しています。
柔軟性ではなく、可動域。柔軟性は人それぞれですが、可動域とはその人の体の動く範囲です。柔軟性が低い人も高い人も、自分の身体をしっかり可動する範囲を保てていれば、不調は起きにくくなります。自律神経の乱れなどでも、背骨や手首、足首などの可動域が低下しています。
可動域が低下する原因は「脳」にあります。
運動不足や神経伝達が低下している状態だと、脳にその部位から情報が入って来ない為、脳は危険と判断し、その部位の可動域を低下させます。
これは僕ら人間が自己防衛本能として培ってきた反応の1つです。
情報が入って来ない部分は可動域を低下させ、他の部位で代償する。その結果、代償した部位に負担がかかる為、そこに症状が出現する。
例えば、腰痛の場合も股関節や腰より上の背骨、肋骨、肩甲骨の動きが悪い為、腰がさまざまな動きを担ってしまい、腰の椎間板や関節に負担がかかり、腰痛が発生し、繰り返すのです。
このように脳が危険を感じている場合が不調を繰り返す原因になっていることが多々あります。
②痛みや不調の記憶が書き換わらない
このパターンが起きるのは「睡眠の質」が悪い人です。睡眠は人間の身体にとって、とても重要な要素で睡眠時に人は成長ホルモンで細胞を回復させ、記憶の定着や整理も行っています。
眠れない、寝ても夜中2回以上起きる、寝ても眠いなど睡眠の質が落ちるとどんなに良い施術を受けても、細胞が回復しないだけでなく、痛みや不調の記憶が書き換わりません。
だからこそ、睡眠の質を高めることも必須なんです。
③関係がないと思っていたところから影響している
整体に不調を訴え、やってくる人は腰痛や膝痛、股関節痛など関節や筋肉の
痛みや不調で来る人が多いです。
まず最初に問診や検査を通じて、身体の状態を考察します。今の不調を作っている原因はどこかを関節や筋肉だけでなく、内科的な疾患も含めた検査をしていきます。
そして、施術を行っていくのですが、施術は1回で変化が無くても、3回やれば必ず大小なりとも変化は出ます。3回施術しても全く何も変化がない時は、内臓や内科的な疾患が痛みや不調に影響していることも再度疑い、病院受診を薦めます。
ずっと続く腰痛や股関節痛が子宮や卵巣の問題だった、実は緊急な手術が必要だったなど整体の適応範囲外のものが隠れている場合もあります。
この辺も頭に入れ、注意してみていくことが必要です。
④生活習慣の問題
生活習慣は大きく分けると3つ。食事、運動、そして先程出てきた睡眠です。この3つの状態が悪ければ、どんなに良い施術を受けても不調が続きます。
特に食事は身体の材料、運動は身体の可動域を保つ訓練、睡眠はリカバリーという機能があります。
例えば、食事、栄養の面で言えば、たんぱく質やミネラル不足になれば、神経の伝達物質の材料がなく、神経伝達は低下してしまいます。
この生活習慣が乱れることは、身体を作って機能させる材料がなく、運動不足は身体の動きを正常に保つこと、睡眠は回復機能が落ちるということなので、この土台が無ければ身体の不調は良くなりません。
じねん整体をキッカケに自然治癒力を発動
じねん整体とは“神経整体”を中心とした手技になります。機械は一切使いません。手で改善していきます。
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じねん整体で1番の目的としているのは、神経伝達を向上させて、「脳に安全性を確保して貰う」ことです。
この目的が達成出来て、しっかり定着すれば、本来人間が持っている自然治癒力が発動し、発揮されてきます。
しっかり栄養を摂り、身体を動かし、睡眠を摂って休めば、次の日は回復する。シンプルで当たり前のことだと思いますが、不調を繰り返している人はこれが出来てないんです。その小さな日々の積み重ねが不調を繰り返しているんです。
神経を整える“神経整体”とは
神経整体とは、「神経の伝達」をスムーズにするということです。
すなわち神経が働きやすい環境を作る整体のことです。
ここからは神経伝達の仕組みをお話していきます。
神経伝達とは、神経細胞が情報を伝える仕組みです。
まず、神経細胞は普段「静かな状態」にありますが、刺激を受けると「電気信号」が生まれます。
この電気信号が神経細胞の長い突起を伝わり、次の細胞へと進んでいきます。
信号が端に到達すると、そこで化学物質が放出されます。この化学物質は、隣の細胞に「メッセージ」を届ける役割を持っています。
隣の細胞がそのメッセージを受け取ると、次に何をするかの指示を理解します。
たとえば、筋肉を動かす指令や、痛みを感じる信号を送るなどです。
運動神経は脳から筋肉へ体を動かす指令を、感覚神経は身体の感覚や情報(痛い、熱い、冷たいなど)を脳へ伝えます。
僕たちの身体はこの神経伝達で外部の状況を感じ、動いているのです。
また、それらの運動神経や感覚神経とのグループ分けが違うのが「自律神経」です。
自律神経は身体の状態を活動的にする交感神経と、リラックスさせる副交感神経で出来ています。
自律神経は脳の指示を待つことなく、自動的に身体を最適な状態に調整しています。
僕たちの身体はこの自律神経のおかげで心臓を自動的に動かしたり、呼吸が出来たり、食べたものを消化して、栄養として吸収したり出来るのです。
これらの神経が働きやすい環境を作るのが神経整体です。
施術では身体の構造的な環境を整え、神経の働きやすい環境にしていきます。
結論から言うと、神経整体で主に整えていくのは筋膜(ファシア)です。
筋膜(ファシア)とは、筋肉や骨、内臓など体のあらゆる部分を包み込み、つなげる薄い膜です。
この膜は、体の形を支えたり、動きをスムーズにする役割を持っています。
筋膜にはたくさんの感覚を感じ取るセンサーがあり、体の動きや姿勢の情報を神経を通じて脳に伝える重要な働きもしています。
筋膜と神経は密接につながっており、筋膜が硬くなったり、癒着したりすると、その部分を通る神経が圧迫されて神経の機能が上手く働かなかったり、それが続いたり、ひどくなると痛みやしびれが起こることがあります。
逆に、筋膜が柔らかく滑らかであれば、神経の働きも良くなります。
このファシアを整えることで神経が働きやすい環境を作っていきます。
普通の整体との違い
一般的なボキボキや揉む、押すのと違う整体とまず明らかに違うのは「ソフト感」です。
ファシアは非常に薄い膜なので、まずは繊細な触れ方が重要になります。
そして、ファシア(筋膜)には多くのセンサーがあり、刺激を受けるとその情報が脳や神経系に伝わります。
この仕組みは、体の動きや状態を把握し、適切な反応を起こすために重要です。
まず、ファシアのセンサーは痛みを感知します。
傷や過剰な圧力がかかると、このセンサーが脳に「痛み」の信号を送り、体が危険を認識するように働きます。
だからこそ、繊細な触れ方が重要なのです。危険を感じさせずに施術を行っていきます。
そして、最適な刺激が入ると、ファシアは体の位置や動きを感じ取るセンサーを持っており、これが刺激を受けると脳は筋肉の動きを調整し、姿勢やバランスを安定させます。
この働きを、繊細な触れ方でキャッチして、身体から出てくる反応の方向への動きについていきながら、身体を調整していきます。
そこでも気を付けないといけないのが、強い刺激が加わると防御反応が起こることがあります。
筋肉が瞬時に緊張し、体を守るために動きを制限するような反射が生じます。
そこを気を付け、適度な刺激をしっかり伝えていければ、ファシアのセンサーはリラックスを促す信号を送ります。
これにより血流が良くなり、筋肉や神経の緊張が和らぎます。
このように、ファシアのセンサーを繊細に利用しながら、神経が働きやすい環境を作る為、繊細な触れ方でソフトな施術になっていくわけです。
身体を変えていくには一定の期間が必要不可欠
身体を変えていくには最低でも4ヵ月は必要です。この4ヵ月という期間で身体にはいろいろな変化が起きてきます。
運動機能、関節や筋肉、身体の動きの面から言うと、まず身体の可動域が良くなります。そして、可動域があがると身体の使い方が変わってくるので、身体への負担の量や負担がかかるところが変わってきます。これが最初の1~2ヵ月くらいです。
その状態になってくると次第に身体に出てくる症状が消えてきます。そこからその身体の状態が定着し始め、姿勢や歩行が変わり、身体がしっかり変わります。これが3~4ヵ月くらいです。
また睡眠の面でいうと、最初の1ヵ月~2ヵ月で睡眠のリズムが出来ていきます。そして、3~4ヵ月で睡眠の深さが変わり、しっかりリカバリー出来る睡眠が摂れるようになっていきます。
そして、食。食事に意識して取り組み始めると、栄養の状態が変わります。
栄養の状態が変わると体液の質が変わります。つまり血液の質が変わるのです。血液の質は変わるのに4ヵ月かかります。これは血液を構成している成分の寿命なのですが、4ヵ月でその成分も入れ替わってきます。
しかし、食事の場合、ここで終わりかというとそのまま継続してください。食事は半年、1年と続けることに効果を発揮していきます。逆を言えば、それだけ続けられるくらい、肩の力を抜いて出来るものがベストなんです。